皇海山は2年前に,林道の途中まで行って崖崩れで行く手を阻まれ、登山を断念して引き返した経緯がある。 |
今回はリベンジと言う事で、早朝5時に意気込んで自宅を出発した。 |
追貝には6時40分に到着。信号を右折して旧道へ入り、利根村役場前を通り皇海キャンプ場方面の案内板に従って集落を通過。 |
広々とした畑の中の道を行くと、「NHK中継所」「皇海山」の案内板が出てきます。 |
右折をして、道幅の狭い栗原川林道へ入り、低い送電線の下を通って行きます。 |
林道は最初、林と畑の間を通りますが、林道のゲートを過ぎるあたりから道が険しくなり、タイヤがバタバタと足踏みをし、ゴトゴトと石が床に当るのがわかります。 |
谷底も深くなり、カーブもきつくなってきますので、くれぐれも細心の注意をはらい運転をしましょう。 |
前回引き返した崖崩れの所も綺麗に復旧されていました。 |
追貝より約50分位で皇海橋に到着。7時20分 |
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皇海橋手前の駐車スペース |
トイレ兼登山者カード置き場 |
登山道入り口 |
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皇海橋手前には、15台位収容できる駐車スペースがあります。 |
先客の車が10台ほど駐車をしており、他県ナンバーの車が半数で、遠くは山口ナンバーの車もありました。 |
正面には立派なログハウスのトイレが設置されており,中で登山者カードを記入出来る様になっています。 |
皇海橋を渡った所には、皇海山登山道入り口の道標とルート案内図が設置されてあります。 |
早速身支度を整え皇海橋を渡り、林道入り口へ。 |
案内板に添って林道を進み、最初の皇海山への案内板で沢へ下り、沢渡りとなります。 |
その後は中間地点の「皇海山1.8Km」の道標まで、林の中の小道を歩きますが、案内板も多くあるので安心して歩く事ができます。 |
中間点を過ぎる頃からは沢巾も狭くなり、残雪も多く歩き難くなって来ました。 |
沢の中を歩いたり、残雪では足をとられて片足がすっぽりと雪にはまってしまう事もしばしばです。 |
高度が上がるにつれ案内板も少なくなり、沢の分岐では目印のテープや踏跡を見つけながらの歩きとなります。 |
やがて、沢を離れ勾配もきつくなり、息も上がってきた頃には頭上が明るくなり、不動沢のコルに到着です。 |
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登山道案内図 |
沢渡り |
中間地点 |
急登の沢登り |
不動沢のコル |
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不動沢のコルに出ると、目の前には鋸山の鋭鋒が広がり圧巻です。 |
しばし、この光景に見とれながらの小休止です。 |
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鋸山の鋭鋒 |
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小休止の後は皇海山山頂へ向けて出発です。 |
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ここからは、残雪上を歩く事になります。 |
残雪は表面が解けて滑りやすく、又地表の部分も解けて空洞になっている為に、いたる所に足がはまった穴があいています。 |
また、雪解けの為に踏跡が消えている所もあり、コースを外れ途中で目印を見つけては進路の修正をする事もたびたびです。 |
登りもきつくなり、大きな岩の間を通るともうすぐ頂上です。 |
青銅の剣があり、林の間を抜けると小さな広場の山頂に到着です。皇海橋より2時間30分の道のりでした。 |
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山頂は樹木に覆われあまり展望は良くありません。 |
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皇海山山頂 |
山頂より尾瀬方面の展望 |
皇海橋より登ってきた沢筋 |
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樹木の間からは尾瀬、白根方面の雪化粧の山々が見えますが、大展望と言うほどではなかったです。 |
先客が1人休憩をしていましたが、次々と登山客が到着し、狭い山頂はすぐに満杯となってしまいました。 |
こうなるとどうしても、単独で歩いている人は居ずらくなってしまいます。 |
小休止の後下山開始をしましたが、途中山頂を目指すグループが後を絶たず、30人位の人と挨拶を交わしたと思います。 |
来た道を引き返し、2時間で皇海橋に到着、念願の皇海山登山を無事終了。 |
観光協会の皆さんの努力と思われますが、立派な案内板が整備されており、道に迷う事もなく安心して登る事が出来ました。 |
山よりもむしろここまでの栗原川林道の方が難所だと思いました。 |
帰路は時間も早かったので、満開の桜や林道の風景を楽しみながら無事に追貝まで到着。 |
途中で利根村村営の「シャクナゲの湯」で汗を流し、気持ちの良い楽しい1日を過ごす事ができました。 |