白根山
【日程】 2000.10.19
【天候】 快晴
【アクセス】 R120を丸沼高原へ
【駐車場】 ゴンドラ乗り場前駐車場
【所要時間】 5時間
【コース】 ゴンドラ山頂駅→大日如来→白根山山頂→五色沼→弥陀ヶ池→七色平→大日如来→ゴンドラ山頂駅
【メモ】
国道120号線を一路日光方面を目指し車を走らせる。
尾瀬への分岐を過ぎると一本道で丸沼高原スキー場に着く。
ドライブイン丸沼の右手に見えるのが白根山へのゴンドラ乗り場です。
センターハウス前の駐車場に車を置き、乗車券を買う。
乗車券は片道1,000円、往復1,800円で平日は8時より、土、日、祭日は7時より営業をしています。
帰りの山頂発最終は16時30分なので覚えておきましょう。
乗車券売り場には「日光白根山ガイドマップ」が置いてあるので頂いておくと便利です。
早速ゴンドラに乗り
込み、15分の空中散歩です。
回りの山々が色着き紅葉が見頃となりきれいです。
高度が上がるにつれ尾瀬や谷川岳が見えてきます。
天気は快晴、先が楽しみです。
あっという間に山頂駅に到着、ゴンドラを降りると目の前に白根山の荒々しい姿が現れました。
山頂駅にはレストランもあり、子供連れでここまで来て遊ぶのも良いと思います。
また、45分の自然散策コース、2時間の史跡散策コースと気軽に歩けるコースも設定してあり、いろいろと楽しみ方がありそうです。
今日は白根山から五色沼経由で一周する予定でいましたが、先ほどもらったガイドマップでは、所要時間7時間となっており、今9時40分で16時30分までに帰って来れない計算になります。
とりあえず白根山に向けて出発、その後は上で決めることにしました。

アルミサッシュの登山口を入るとすぐに散策コースの分岐となる。
大きな道標があるのでわかりやすくミスコースの心配はなさそうです。
今朝、日光は今年最高の冷え込みとなったとニュースで言っていた。
山道には霜柱が立っており、日の当たる所は解けてぬかるみ、滑りやすく歩きにくいです。
出発して25分で大日如来像前に到着。赤い祠、真新しい賽銭箱にはマジックで「大日如来」と書いてある。
急いで作ったらしく、如来像とのアンバランスが印象的だった。
まずは、今日の無事を祈って合掌。
ここを過ぎるとまもなく、七色平への分岐となり史跡散策コースになっている。
直進するとすぐ、分岐の中央に「白根山旧道」の道標があるが、どちらが旧道か解らない。
右の道を歩くことにした。平日と言うのにハイカーは多い。
ゴンドラを乗ったときは、前後に誰も乗っていなかったのに、山道を進むにつれ何組ものグループに会う。

途中70才位のご夫婦と会った。元気でうらやましい。俺もこの位の年まで登っていたいと思う。
おばあちゃんが道を譲ってくれた。ありがとう、元気だねと言葉を交わし先に行かせてもらった。
さらに登っていくと先ほどの旧道の合流地点となり、この先からはガレ場となり足元が悪くなる。
植林限界となり展望が開け、はるか下に頂上駅の赤い屋根が見える。
岩場を登りきると、見晴らしの良い広場についた。
待っていてくれたのは15人位のグループで、記念写真の最中であった。
息を切らして登ったとたん「すみませんシャッター押してください」と声が飛ぶ。
めでたく全員揃っての記念写真が撮れました。
シャッターを押した後、このグループの後になっては大変と思い、早々にし先を急いだ。
ここから先は急なガレ場となり、チョット足を滑らせるとかなりの量の落石となるので注意して登りたい。
この落石では、下りには使いたくないです。
休日にはどうなるのだろうか、恐ろしくて登っていられない様な気がする。

山を回り込むようにして登って行くと、やっと頂上が見えてきた。赤い屋根の祠堂が見える。
ガレ場も終わり道が平坦になってくると、一段上に頂上が見え、沢山のハイカーが休憩している。
狭い頂上は記念写真を撮る人で賑わい順番待ちとなる。
急いで写真を撮り、人のいない所を探し大展望を楽しんだ。
快晴の山頂は、会津の山から富士山まで、180度の大パノラマである。
下を見ると五色沼、前白根の向うには湯元の街までが見渡せる。
頂上を満喫した後、この先どうしようか迷う。時計は11時30分。
最終のゴンドラまであと5時間あるので、急げば何とかなるだろと思い、五色沼に降りることにした。

な下りをジグザグと降りて行く。
某登山家が、雪の中迷子になったのがこの辺かな、穴はどの辺にあるのかなと考えながら沢に到着。
出来れば、穴を拝見したかったが見当もつかないので断念。
左折して、ゆるやかな下り坂を進み、非難小屋の前を通ると前方が開け、五色沼に到着した。
12時20分、ここで腰を落ち着け昼食とした。
ビールを飲みながら回りを見渡すが沼には3組のハイカーしかいない。静かな一時が過ごせた。
ここにはまだ紅葉が残っており、前を弥陀ヶ池に向かうハイカーが行く。
池、紅葉、ハイカー、絵になる光景である。

上を見ると、今降りてきた白根山の雄大な姿がある。
30分の休憩後、弥陀ヶ池に向かって出発。
沼を背にした途端に急な登りとなる。
ビールの酔いが残っているのか、息が切れる。
少し登っては休憩の連続でやっと平坦な所に出る。
急にあわただしくなり、チエンソーの音がけたたましく鳴り響く。

弥陀ヶ池に着くと、そこでは菅沼方面への木道修理をしておりその音だった
ここより白根山方面に向かうと、右「白根山」直進「七色平」の道標が出てくる。
七色平にむかうと林の中の急降下の道となる。
ロープを伝わり荒れた道との格闘30分、やっと七色平の分岐へ。七色平の湿原は電流を通した柵で鹿の食害を防いでいる。
木道を通り、壊れかけた非難小屋を過ぎると、朝通った分岐に着いた。
帰りに大日如来像に無事の報告をして山頂駅へ。
ガイドマップの7時間が気になり、あわただしく歩いてきたが、2時30分山頂駅着、約5時間の道のりだった。
天候にも恵まれ最高の一日となった。
予定より早かったので、温泉に寄りのんびりしてから帰路についた。
この次は、7時間かけてじっくりと見て歩きたいと思う。