石裂山
【日程】 1999.12.16
【天候】 晴れ
【アクセス】
【駐車場】 加蘇山神社
【所要時間】 3時間40分
【コース】 加蘇山神社→千本かつら→中の宮→東剣ガ峰→石裂山→月山→休憩所手前分岐→加蘇山神社
【メモ】
R293で鹿沼へ行き、市街地から石裂へと向かう。
道がだんだん狭くなり、加蘇山神社社務所前に着き、左折で加蘇山神社前に到着、約2時間かかった。
ここには鹿沼市営駐車場があり、10台位の駐車が可能になっている。
駐車場前には注意書きの看板が立ち並んでいる。
沢沿いの道を進もうとスタートしたとたん、橋の先で木材の切り出し作業中のおじさんにこっちじゃないゾ〜
と大きな声で注意、今日の朝一もミスコースで始まった。
ここは神社でお参りをし、境内を通って行った方が間違いなさそうだ。
神社を過ぎると沢沿いの道となるが、休憩所工事(雨乞いの滝と中の宮)の為、道沿いに工事資材運搬用のレールが道と平行して設置されていた。
山中に重い工事材料をどうして運ぶのか不思議に思っていた謎がやっと解けた。
世の中には、いろいろ考える人がいるものだと感心しながら先を急ぐ。
いくつかの橋を渡り、竜が滝の休憩所に到着、休憩所脇を通り抜けると月山コースとの合流点になる。
ここを直進してすぐ「天然記念物の千本かつら」に到着、さらにわずかで中の宮の休憩所に着いた。
ここも基礎工事の状態だった。新しい休憩所ができた頃もう一度来て見よう。
工事用レールもここまでだが、一本のレールで大きな石や木材等よく運べたものだ。
ここから先は、梯子とクサリ場の連続となり、やがて一枚岩が現れる。
手すりとクサリをたよりに登ると「石裂岩」と呼ばれる洞窟があり、奥の宮が祀ってある。
洞窟の前を通りぬけ、左側の尾根に取り付くと、木の根が浮いている岩場にさしかかり非常に歩きにくい。
登り切るとアルミの手すりと足場が取り付けられたヒゲスリ岩に出る。
これがなければ顔を岩にへばりつけて通らなければ行けなかったのだろう。
雑木林をしばらく登ると稜線に出て、まもなく東剣が峰に着く。
ガイドブックでは「本コース中最大の難所」とあるが、真新しいアルミの梯子が付けられており、クサリは崖の所に持上げられていた。
急降下して登り返すと見晴らし台のある西剣が峰に着く。
梯子を降り鞍部より登り返すとすぐ分岐に出て、左に2分で石裂山山頂879.4mに着いた。
山頂は三角点と木の標識があり、狭い所で展望もない。先程の分岐まで戻り、右に進路を取り月山に向かった。
月山山頂には、石の鳥居と祠があり、ここからは、展望も良く日光連山が見渡せる。
しかし、こんな大きな鳥居や祠を昔の人はどうやって作ったのだろう。
山岳信仰とはすごいものだと改めて感心させられた。
帰路は、石の鳥居から尾根を急降下して、杉の林を下って行くと竜が滝の休憩所手前の合流点に出る。
後は元の登山道をたどれば加蘇山神社に戻る。