野峰 丸岩岳 奈良部山 |
【日程】 | 2000.4.18 |
【天候】 | 晴れ |
【アクセス】 | 飛駒、黒沢集落 |
【駐車場】 | 彦間川泥部橋手前 |
【地図】 | 1/25000 沢入・番場 |
【所要時間】 | 7時間 |
【コース】 | 泥部橋→825m地点→野峰→丸岩岳→奈良部山→彦間川→泥部橋 |
【メモ】 |
野峰へのルートは、桐生青少年野外活動センターから熊鷹山へのコースが一般的だが、不死熊橋から活動センターまで7キロの舗装路を歩くのがいやで思い切れない。 |
だからと言ってベテランの人みたいに、石鴨から野峰に向かってまっしぐらなど、とても無理な話で、今まで行きたくとも行けずにいた。 |
今回は、彦間川から尾根伝いで野峰に行き、丸岩岳、奈良部山経由で、彦間川のできるだけ車に近い位置に降りて来ようと出発した。 |
飛駒から黒沢集落を過ぎ、彦間川沿いの林道を泥部橋手前まで行き車を置く。 |
ちなみに、彦間川沿いの道を根本山道と言う。(入り口の石碑に書いてあった) |
ここまでは、前回の彦間川を詰め丸岩岳、奈良部山へ行った時と同じである。 |
道中、尾根への取り付き場所を探しながら行く。 |
途中、砂防ダムがあり、そこから登れる所があったが、かなり戻る。(最悪はここからにしよう) |
運良く泥部橋の所より、西に登る作業道があったので、とりあえず825mピークの手前を目指し登る事にした。 |
植林の中をジグザグに登って行くと、藪に入って行く道が何本もあるので、誘い込まれない様に注意し、尾根を踏み外さない様に歩く。 |
途中藪コギもあったが、約1時間で広い尾根の中腹に出る。 |
そこには、大きな松が2本存在感を誇っていた。 |
間伐材の残骸が多く、歩きにくい尾根道をさらに進むと三角点のある825m地点に着いた。 |
展望は良くないが、樹木の間から正面に丸岩岳が見える。 |
ここからヤセ尾根のアップダウンが続く。 |
尾根道の前に大きな岩が立ちはだかり、最初は左に、次は右にトラバースして、2つ目の岩を回り込んだところにクサリがつけられ、上に登れる様になっている。 |
上には「ナベ岩山神社神杜」と書かれた標識と石祠があった。 |
岩の上は狭く、切り立っているので気持ちの良いものではない。長居せず先を急ぐ事にした。 |
ヤセ尾根を過ぎるとダラダラと登りの続く道で、しばらくすると目の前に双峰山の野峰の姿が現れる。 |
野峰の手前の山頂付近で、青少年野外活動センターからの道に合流し、ここからは踏跡もしっかりする。 |
わずかで、待望の野峰に到着3時間の道のりであった。 |
頂上には三角点と標識がある。 |
正面が開けており、根本山とその奥に男体山がきれいに見える。 |
足尾の山も雪が少なくなって来た。 |
ボチボチ庚申山あたりも良いかなとビールを飲みながらの小休止。 | |
その後、丸岩岳に向かい出発。 | |
目印のテープが多く、踏跡もしっかりしているのでノンビリと歩ける。 | |
途中、左下にキラキラ光る人家のトタン屋根が見え周りに田畑がある。 | |
こんな奥地に家があったとは知らなかった。 | |
梅田から来る林道からでは山陰で見えない所になっていると思う。 | |
丸岩岳の林道出口の所で、タラの芽が膨らんでいるのを見つけた。 | |
このまま、誰にも見つからず取られない様にと願い、前のへつりをよじ登る。 |
笹の中を進むと丸岩岳山頂に到着。野峰から1時間15分。 |
展望のない山頂で小休止の後、奈良部山へ向かう。 |
頂上から下りきったあたりに、田沼・作原方面の道標があるので行かないように。 |
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直進すると林道終点で伐採跡の荒れた所に出る。 | ||
3月に来たときは作業中だったのに。 | |||
そこから野峰方向が良く見える。 | |||
アップダウンを繰り返し、奈良部山山頂手前でカタクリの群生を見つけたが、まだ花は咲いていなかった。 | |||
奈良部山山頂まで丸岩岳から1時間、ここも展望のない所だ。 | |||
奈良部山山頂からは南西に延びる尾根を行き、次のピークを目指す。 |
磁石を南西に合わせて、尾根を外さないように歩くが、ほとんどが藪コギ状態の連続だ。 |
テープも気まぐれに出てくるが、あまりあてに出来ない。 |
植林と雑木林の境を歩くが、薄い踏跡はあるものの、顔の高さに小枝が伸びており歩きにくい。 |
帽子は脱がされ、メガネは外され、顔は引っかかれ、の悪戦苦闘が続く。 |
トラバースする踏跡もあるが、楽しないできっちり尾根をたどった方が無難の様だ。 |
途中、赤ヤシオが咲き誇っていた。 |
藪コギの中ピークに着いたら、うっすらと見える西に延びる尾根を下る。 |
少し下るとすぐ明るい植林になる。 |
植林の中を下ると途中、雑木林で植林が2分される所に出るので左へ進む、 |
さらに行くと左に幼木、右に中位の木の植林があり、間に成木が1列に伐採されず残っており境になっているので、成木に添って降りて行く。 |
ここまで来ると沢の音が聞こえて来、まもなく林道が見えるようになる。 |
林道に降りるときに、崖なので降り易い所を探し注意して降りる。 |
「栃木県」と書かれた車止めのある所に出てきた。 |
ここから車まで5分の所である。ほぼ予定した通りに歩いて来られた。 |
奈良部山から1時間30分、トータル休憩も入れて7時間かかった。 |
沢に降り顔を洗い一休み。 |
今日は誰にも会わず静かな山歩きだった。 |