根本山

2002.5.22
晴れ
1,199m
【アクセス 梅田から石鴨へ
【駐車場】 不死熊橋
【所要時間】 6時間30分(休憩含む)
【コース】 不死熊橋→根本山神社奥の院→中尾根十字路→根本山→根本山神社→十二山分岐→熊鷹山→林道→不死熊
【メモ】 友人と二人(写真のモデルは同行した友人)
以前より友人に誘われていた根本山へ行くことになった。
雨で2回中止となり3度目の正直でやっと実現したのである。
天気は晴れ。R293から飛駒へ向かい、田沼・桐生線で老越路峠越えをして梅田湖へ、
梅田湖の橋を渡りT字路を右折して根本山登山口のある不死熊橋へと車を走らせる。
沢に沿って走る道は細い所があると思えば急に広くなったりと変化に富んでいる。
対向車に合う事も無く8:30に不死熊橋に到着。
すでに、2台の車が駐車していたので邪魔にならないように駐車をした。
友人が鎖場を案内して欲しいとの要望だったので、沢コースを歩く事にした。
不死熊橋を渡り、ゲート手前の沢コース登山口へ取りつく。
最初からロープを伝わっての急登となり、朝一の体にはこたえる。(年のせいかも?)
雨により、道が流されており、結構緊張する所もある。
これも石積みの堰提を過ぎると、平坦なハイキングコースとなる。
沢を渡り返し、山の中腹をトラバースし、の繰り返しでノンビリと沢歩きを楽しむ事ができる。
この沢沿いには植林地が無い為に、広葉樹の木の葉の吹き溜まりが多く見られる。
又、沢も針葉樹特有の赤銅色の水垢もなく、気持ちの良い清流となっている。
沢の渡り返し いつもより休憩を多くとり、ノンビリと自然観察をしながら歩く。
歩き始めて1時間50分、崩れかけた石段が現れる。
苔生した石段を登ると「根本山神宮」と書かれた石塔のある籠堂跡に到着。
籠堂への石段 昔を偲ぶ石塔 石塔と籠堂跡
広場には石塔が立並び、昔の面影を残し、当時の隆盛が偲ばれる。
こんな山奥に、この様な立派な石段や石塔が沢山あり、どの様にして作られたのか不思議である。
ここを過ぎると沢も細くなり、アップダウンがきつくなる。
だんだん友人の足取りが軽くなる。
鉄の梯子を登り、岩の間をよじ登りとペースが速くなるので、ついて行くのが大変である。
奥の院への最初の鎖が現れると、一目散に登って行ってしまい鐘突き堂でゴーンと一発。
よほどこのコースが気に入ったのだろうか?スバラシイの連続である。
社殿で記念に記帳をしようと思ったがノートが見当たらない。残念
ここの神殿は綺麗に彫刻がされており、かなり立派なものと思われる。
どうやってここに持ってきたのか、また崖上の社殿をどうやって作ったのか?
不思議な事ばかりである。
赤錆びた鉄梯子
奥の院の由来等の説明を読み、しばし歴史の勉強。
休憩後は、お待ちかねの鎖場である。
ここからは、鎖場が連続するので注意して登る
鎖と木の根を頼りに、ゆっくりと登り始める。
登るに従い、視界が良くなり男体山や足尾の山が見渡せる。
約20分で一服根本に到着。
ここで鎖場も終わり、後は尾根歩きとなる。
尾根道には白ヤシオの花が落ちており、時期が少し遅かったみたいだ。
峰の平、中尾根十字路、根本山山頂、根本山神社へと進むが展望も無く、変化の無い歩きである。
根本山山頂で今日最初のグループと合う。
鐘突き堂 中尾根コースから来たそうです。
先を急ぎ、根本山神社に丁度12時に到着。
ゆっくりと昼食とする。
小さな虫が目の前をウロチョロと飛びまわりうっとうしい。
ビールを飲みながら1時間弱の休憩。
休憩後は熊鷹山へ。
今日の熊鷹山は展望がなく足尾、日光方面の山が見えるだけだった。
奥の院神殿 帰路は、丸岩岳方向へ下山し鳥居を少し進むと右に急降下する林道への道があります。
15分位で林道に着くが、
以前来た時は、崖を飛び降りて林道に出たが、今は迂回をして林道に出る道が出来ていた。
林道には熊鷹山50分の道標があったが、この急勾配は登りには使いたくない道です。
これから不死熊橋まで約1時間の林道歩き、結構疲れます。
腰は痛くなるし、飽きてくるしで、途中の沸き水で顔を洗い休憩をしながら、やっとの思いで3時30分不死熊橋に到着。
驚いた事に山梨ナンバーのマイクロバスが駐車をしていた。
連続する鎖場 よくこんな所まで入ってこられたものだ。
しばし運転手さんと談笑、東京方面からの20人くらいのグループで、我々より1時間遅れで同じコースを歩いているそうです。
ここまで来るのに、マイクロバスでは道幅一杯なので大変だったと笑っていました。
運転士さんに見送られ帰路に着きました。
友達も沢コースが大変気に入ったらしく、満足して帰りました。