根本山 2002.4.15 晴れ |
根本山神社 |
【アクセス】 | R293から飛駒黒沢集落へ |
【駐車場】 | 泥部橋手前路肩 |
【地図】 | 1/25000 沢入・番場 |
【所要時間】 | 8時間15分 |
【コース】 | 泥部橋(8:30) → 二俣地点(9:10) → 滝(9:20) → 11丁石碑(9:45) → 沢終点(10:50) → 丸岩岳下林道(11:20) → 熊鷹山分岐(12:10) → 十二山分岐(12:35) → 根本山神社(12:45〜13:15) → 丸岩岳下林道(14:45) → 泥部橋(16:45) |
根古屋森林公園内の根本山神社 |
R293から飛駒方面へ車を進める。 足利カントリークラブ(足利CC)の看板を目印に進むと、約30分で左梅田方面、直進黒沢の案内板が出てくる。 そこを直進するとわずかで「根古谷森林公園入り口」の看板が出てきます。 根古谷森林公園の管理事務所脇には根本山神社があります。 ここには山頂より持ち帰られた水盤が田沼町の記念物に指定されて飾られています。 ここ黒沢集落と根本山神社には深い関わりがあるみたいです。 根本山へは桐生側の不死熊橋からのルートが代表的ですが、 今回は飛駒からの根本山道を歩き、当時の道をたどりながら根本山神社参りをする事にした。 根古谷森林公園入り口を左に進み、黒沢集落を過ぎ林道入り口へ、橋を渡ると林道が二俣に分かれます。 |
橋の右端に「東川道路改修記念碑」があり、そこには「左根本道」と記されています。 ここまで根古谷森林公園入り口より4キロである。 左の林道を彦間川に沿って上流へ、約2キロ進んだところに橋があり路肩に2台位の駐車スペースがある。 この橋は名前が消えていて解らないが、この30m先に泥部橋があります。 駐車スペースの脇には小さな滝も見えます。 また、この先へは4駆なら進めるが林業関係者の車が入っている事もあるのでこの辺までとしたいです。 |
駐車スペース |
駐車スペース脇の滝 |
小さな滝 |
素朴な風情の根本道 |
ここからの沢沿いの道は変化に富んで楽しく歩けます。 小鳥のサエズリやせせらぎの音を聞きながら、幾度となく沢を渡り返し、次々と現れてくる小さな滝を眺めながらノンビリと歩く。 道も良く踏まれており安心して歩く事ができる。 約30分位歩くと、最初の沢が分岐する地点に来ます。 ここを左折。 この先は、沢沿いの道も狭く不明瞭となってき、又踏跡が木の葉に隠れてしまっている所も多いので慎重に進む。 |
沢沿いに丸太の橋が掛けられている所を渡ると2回目の沢の分岐となる。 本流に沿って右に曲がると沢の正面に大きな岩が立ちはだかっており、 道は岩を迂回する様に山の中腹に向かっている。 ここでチョット寄り道をして、沢に降り、飛び石を渡り、大きな岩を回り込んで岩陰を見た。 そこには落差10m位の2段に流れ落ちる見事な滝があった。 岩に阻まれて、そばまで行かなくては見られない滝は雄大で神秘的であった。 スタート地点から1時間の距離と不明瞭な道では、地元の人しか訪れる事は無いだろう。 又もとの道に戻り、つずら折れの道を登って行くと、滝の上にあたる所に石祠があった。 ここから滝をのぞいて見たが、見る事は出来なかった。 高巻きの道を進むと、やがて沢の分岐となり、「十一丁目」の石柱があり、足利新中町と刻まれている。 そばには崩れかけたドラム缶があり、場違いの風景を作り出している。 分岐を左に、沢が狭くなり山の中腹を歩く事が多くなる。 山の斜面には木の葉が積もり踏跡を消してしまって滑りやすいので細心の注意が必要。 |
岩陰にあった滝 |
十一丁目石柱 |
道も進むにつれ荒れてくる。 倒木が道をふさぎ迂回をさせられる事もしばしばである。 沢の水が枯れて来る頃になると、頭上には丸岩岳の林道が現れてくる。 踏跡もなくなりここから先は藪こぎを余儀なくされる。 地図の破線に沿って藪との格闘30分で林道へ到着。 振り返ると歩いてき沢沿いが綺麗に見渡せる。 そのまま林道を横切り丸岩岳と奈良部山を結ぶ道へでる。 ここからは踏跡もハッキリしているので安心して歩けます。 今日は根本山神社参りなのでヘッドハンティングなしで、すべてトラバースで行く事にします。 丸岩岳手前の石祠を右へ行き熊鷹山方面へ向かう。 40分で熊鷹山の鳥居前に到着。 この付近はアカヤシオが満開となっており山肌をピンクに染めていた。 鳥居前を左へトラバースして十二山へ、そしてやっと根本山神社到着。 スタートして4時間15分の道のりであった。 12時45分、遅目の昼食タイムとする。 あまりノンビリしていられないので30分の休憩で帰り支度をし出発。 帰りは来た道を戻るだけです。 |
荒れた沢沿いの道 |
林道から望む沢筋 |
満開のアカヤシオ |
根本山神社の石宮 |
飛駒にある水盤 |
来た道を黙々と歩き16時45分出発地点に無事到着。 休憩を含め8時間15分の道のりであった。 昔の事を考えると交通手段も無いだろうし「根古谷森林公園入り口」より歩き出すとして、スタート地点までの8キロを約1時間30分で歩くと、往復3時間を加え、11時間強を歩いての根本山参りとなる。 改めて信仰とは凄いと思った。 飛駒からの根本山道は、不死熊橋からの様に鎖場あり、岩場ありの華やかさは無いが、素朴でノンビリとした風情をかもし出してくれる。 また、岩陰にかくれた滝を発見できた事で、徳をしたような気分で充実した1日となった。 |