庚申山
【日程】 2000.6.2
【天候】 晴れ
【アクセス】 R122から銀山平へ
【駐車場】 国民宿舎かじか荘駐車場
【所要時間】 7時間40分(休憩含む)
【コース】 かじか荘駐車場→一の鳥居→鏡岩→庚申山荘→庚申山→来た道を戻り
【メモ】
R122を足尾方面に向かい、かじか荘入口の道標を左折し、庚申川沿いの道に入る。
すぐ右に庚申山の石碑があります。
以前は、登山口にあったらしいが、その後ここに移設されたそうです。
慶応元年に製作されており、庚申講(猿田彦神社参拝)の隆盛がうかがえます。
ここからは、道が狭いので慎重に運転して、約15分でかじか荘に到着。
駐車場の一番奥に車を止め、9:00に出発しました。
ここから、4キロの林道歩きとなります。
道脇には、ツツジが満開で目を楽しませてくれます。
歩き出して45分、天狗の投げ石に到着。
同じ大きさの石が、山から崩れ落ち、道路わきまで埋め尽くされています。
他の石質と違い、ここだけ黒い色をしています。
ここから15分で、日光国立公園庚申山登山口に着きます。
登山口には、赤い鳥居や案内板、左奥には庚申七滝の見晴らし台があり、ベンチが置かれている。
見晴らし台からは、七滝への遊歩道も作られており、子供連れのアウトドアには良い所だと思います。
しかし、4キロの歩きでは、利用する人も少ないのではないだろうか。
駐車場らしき、広場も作られているので、ぜひ、ここまで車で来られる様にしてもらいたいものです。
一の鳥居からは、整備された明るい沢沿いの、なだらかな登りとなります。
30分ほどで鏡岩に到着。
ここには、悲しい物語があり、解説板が置かれており、ベンチもあるので、ゆっくり解説を読みながらの小休止としました。
ここから先には、何丁目と距離の書かれた石柱が出て来、文久年間の文字も刻まれている。
20分程で、猿田彦神社跡に着くが、いろいろな記念碑が多く、講員には良いのだろうが、登山者にはチョット。
この辺から、猿の群れと出会う様になります。
登山道付近にいても、人とは一定の距離をとり、背を向けて遊んでいる姿が、あちこちでみられます。
すぐ上は、庚申山荘です。
中をのぞいて見たら、きれいに清掃されており、我が家より立派な家でした。
すぐ隣の広場には、解体された家の残骸が放置されており、イメージを壊してしまいます。
赤い鳥居をくぐり登って行くが、今までとは様相が変わり、荒れた岩場の急な登りとなり、浮いた石に足を取られ、何度も転びそうになった。
岩の間をくぐり、鎖場、はしごの連続で、奇岩怪石の名所を通り過ぎ、大胎内くぐりをすぎると急登もあとわずかとなるので、あわてず慎重に登ろう。
道がなだらかになると、林の中に庚申山山頂(1892m)があり、プレートと三角点があります。
スタートして4時間がたっていた。
ここは、何も見えないので、わずかに直進すると北側が開ける展望台に出ます。
目の前に皇海山と鋸山の稜線がきれいに映し出され、登頂者だけが見ることの出来る大パノラマです。
回りは、シャクナゲの花が満開で、最高の気分です。
遠くは、尾瀬、日光白根の雪景色が見えます。
ビールを飲み、ノンビリと絶景を楽しみながらの昼食タイムとしました。
休憩後、帰りはお山巡りコースを行こうと思い、大胎内くぐりまでもどり、道標に従い進むと 後ろは皇海山
トラロープが張られ、危険の為通行禁止の注意書きがあります
しかし、トラロープの先には、真新しいクサリが付けられており、理解に苦しみます。
ここは、指示に従いお山巡りはあきらめ、来た道を戻る事にした。
途中、庚申山荘泊まりの2グループに会い、挨拶をかわし下山した。
登山口からかじか荘まで4キロ、来る時は見るものもあったが、帰りの道のりは長いです。
16:40、重い足をひきずりながら、無事駐車場に到着した。
今日は、天気、眺めとも最高で、満足の一日でした。