袈裟丸山
【日程】 2000.5.19
【天候】 曇り
【アクセス】 R122より林道西山小中線
【駐車場】 折場登山口広場
【所要時間】 6時間20分
【コース】 折場登山口→賽の河原→小丸山→前袈裟丸山→小丸山→賽の河原→登山口
【メモ】
桐生の梅田より石鴨を抜けて、林道三境線で草木ダムへと出る。
国民宿舎の前を通り、122号線に出て足尾に向かうと、袈裟丸山登山口の道標がでてきます。
左折をして林道に入りわずかで、塔ノ沢登山口の分岐に出るが、そこを直進して15分位で東屋のある「折場登山口広場」に着いた。
7時30分に家を出て1時間30分、早朝の林道は対向車もなく、気持ちの良いドライブだった。
広場には、すでに10台の車が駐車をしていた。
今日はガスがかかっており、回りが全く見えない
工事関係の人が東屋で休憩していたのでしばらく雑談をした。
この車の人達、皆、山へ行ったのですかと聞くと、毎日この位はいるとか、昨日も雨の中を女の人が一人で登って行ったと言っていた。
このガスとれますか?と聞いたら、多分午後には晴れるから大丈夫だろう、と励ましてくれた。
道に迷う事もなさそうなので、身支度を整え9時15分に出発。
急な階段を登るとすぐ、健脚コースと一般コースに分かれるがすぐ合流するので、どちらを通っても大差はない様です。
合流を過ぎると、賽の河原まで約1時間の尾根歩きとなる。
尾根の左側は切り開かれているが、ガスで何も見えない。天気の日は見晴らしが良いのだろう。
途中、赤ヤシオが咲いていたが、花は散り始めていた。
足場の悪い湿地を抜けると、小石を積んだ山が沢山ある広場に出た。
賽の河原で中央にお地蔵さんが立っている。
信仰の山と言うより、荒れた墓場みたいな雰囲気だ。
案内板に説明が書いてあるがやはり墓場としか思えない
気味が悪いので早々に退散、先を急ぐ事にした。
ここを過ぎると、赤ヤシオが満開で、山道の両側からピンクの花のアーチを作ってくれる。
カメラを持った先客が何人もいた。
今年は10日位開花が遅いかなと言っていた。
小丸山付近はまだ蕾なので、後1週間位は楽しめそうです。
小丸山に11時に到着したが、賑やかなご婦人グループがお食事中なので、ノンストップで通過する。
ここまで来る間に7組の人と会ったが、まだ下山するには早い時間帯のような気がする。
ほとんどの人が、小丸山で帰ってしまうのか?
多分、赤ヤシオ目当ての人が多いのだと思う。
小丸山を過ぎると、ヤシオツツジは見当たらない。
黄色い非難小屋の前に来たので中をのぞいて見る。
キレイに掃除をされているが、ペンキのにおいがキツイ。
はんてんとサンダルがあったが、どこの避難小屋にもあるものなのか。
はじめて見る光景なので感心するばかりだ。
ここを過ぎると、笹の草原と白樺林の中を通る道で、気持ちが良い。
まもなく、急な登りに差し掛かる。
脇の沢には、雪が残っており、解けた水が沢に流れ落ちる音が聞こえる。
浮いた木の根を足場にして登るが、急な為、次の足場なで足が届かない所がある。
俺の足が短いのかな? 木にぶら下がりながら、体を持ち上げて登って行く。
急な登りが終わると、なだらかな道となり頂上は目前だ。
12時05分前袈裟丸山(1878m)に到着。2時間50分の道のりだ。
山頂は広く、見晴らしが良い予定だったが、ガスで何も見えず、これでは後袈裟丸山まで行っても同じなので、ここで引き返す事にした。
誰もいない山頂で、ビールを飲み昼食をしていると、後袈裟丸山まで行って来た人が戻って来た。
往復一時間との事、しばし雑談をして別れた。
50分の休憩を終える頃には、回りに雪が残っているせいか、手が冷たくなって来た。
帰りは、来た道を引き返すだけです。
来るときは、混雑でゆっくり写真も取れなかったので、のんびりと下山した。
登山口駐車場には、工事の車と愛車だけとなっていた。
最後までガスの晴れる事はなかったが、赤ヤシオの花を見られただけで、充分過ぎる一日だった。
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