桐生の梅田より石鴨を抜けて、林道三境線で草木ダムへと出る。 |
国民宿舎の前を通り、122号線に出て足尾に向かうと、袈裟丸山登山口の道標がでてきます。 |
左折をして林道に入りわずかで、塔ノ沢登山口の分岐に出るが、そこを直進して15分位で東屋のある「折場登山口広場」に着いた。 |
7時30分に家を出て1時間30分、早朝の林道は対向車もなく、気持ちの良いドライブだった。 |
広場には、すでに10台の車が駐車をしていた。 |
今日はガスがかかっており、回りが全く見えない。 |
工事関係の人が東屋で休憩していたのでしばらく雑談をした。 |
この車の人達、皆、山へ行ったのですかと聞くと、毎日この位はいるとか、昨日も雨の中を女の人が一人で登って行ったと言っていた。 |
このガスとれますか?と聞いたら、多分午後には晴れるから大丈夫だろう、と励ましてくれた。 |
道に迷う事もなさそうなので、身支度を整え9時15分に出発。 |
急な階段を登るとすぐ、健脚コースと一般コースに分かれるがすぐ合流するので、どちらを通っても大差はない様です。 |
合流を過ぎると、賽の河原まで約1時間の尾根歩きとなる。 |
尾根の左側は切り開かれているが、ガスで何も見えない。天気の日は見晴らしが良いのだろう。 |
途中、赤ヤシオが咲いていたが、花は散り始めていた。 |
足場の悪い湿地を抜けると、小石を積んだ山が沢山ある広場に出た。 |
|
賽の河原で中央にお地蔵さんが立っている。 |
信仰の山と言うより、荒れた墓場みたいな雰囲気だ。 |
案内板に説明が書いてあるがやはり墓場としか思えない。 |
気味が悪いので早々に退散、先を急ぐ事にした。 |
ここを過ぎると、赤ヤシオが満開で、山道の両側からピンクの花のアーチを作ってくれる。 |
|
カメラを持った先客が何人もいた。 |
今年は10日位開花が遅いかなと言っていた。 |
|
小丸山付近はまだ蕾なので、後1週間位は楽しめそうです。 |
小丸山に11時に到着したが、賑やかなご婦人グループがお食事中なので、ノンストップで通過する。 |
ここまで来る間に7組の人と会ったが、まだ下山するには早い時間帯のような気がする。 |
ほとんどの人が、小丸山で帰ってしまうのか? |
多分、赤ヤシオ目当ての人が多いのだと思う。 |
小丸山を過ぎると、ヤシオツツジは見当たらない。 |
黄色い非難小屋の前に来たので中をのぞいて見る。 |
キレイに掃除をされているが、ペンキのにおいがキツイ。 |
はんてんとサンダルがあったが、どこの避難小屋にもあるものなのか。 |
はじめて見る光景なので感心するばかりだ。 |
ここを過ぎると、笹の草原と白樺林の中を通る道で、気持ちが良い。 |
まもなく、急な登りに差し掛かる。 |
脇の沢には、雪が残っており、解けた水が沢に流れ落ちる音が聞こえる。 |
浮いた木の根を足場にして登るが、急な為、次の足場なで足が届かない所がある。 |
俺の足が短いのかな? 木にぶら下がりながら、体を持ち上げて登って行く。 |
急な登りが終わると、なだらかな道となり頂上は目前だ。 |
12時05分前袈裟丸山(1878m)に到着。2時間50分の道のりだ。 |
山頂は広く、見晴らしが良い予定だったが、ガスで何も見えず、これでは後袈裟丸山まで行っても同じなので、ここで引き返す事にした。 |
誰もいない山頂で、ビールを飲み昼食をしていると、後袈裟丸山まで行って来た人が戻って来た。 |
往復一時間との事、しばし雑談をして別れた。 |
50分の休憩を終える頃には、回りに雪が残っているせいか、手が冷たくなって来た。 |
帰りは、来た道を引き返すだけです。 |
来るときは、混雑でゆっくり写真も取れなかったので、のんびりと下山した。 |
登山口駐車場には、工事の車と愛車だけとなっていた。 |
最後までガスの晴れる事はなかったが、赤ヤシオの花を見られただけで、充分過ぎる一日だった。 |
|