氷室山 
  熊鷹山
【日程】 2001.10.20
【天候】 晴れ
【アクセス】 R293から田沼作原へ
【駐車場】 西沢駐車場
【所要時間】 6時間30分(休憩含む)
【コース】 学林口→三滝→氷室山→宝生山→十二山分岐→根本山→熊鷹山→西沢→学林口
【メモ】
R293の田沼から作原方面へ。
am7:30、交通量も少なく快適なドライブである。
蓬莱山は、早朝にもかかわらず、相変わらず涌き水取りの車で賑わっている。
それを横目に見ながら、一気に学林口に向かう。
学林口手前に、2〜30台の駐車可能な西沢駐車場が出来ていた。
駐車場には大きな案内板があり、今日目指す氷室山へのルートものっている。
早速身支度を整え出発。学林口から三滝へと向かう。
硬い体をほぐしながら、登っていくこと30分で白ハゲ口に到着。
ここから先は細い山道に変わる。
沢の音を聞きながら進み、沢を渡ると山コース、川コースの分岐に出る。
三滝は何度も見ているので今日はパスをして、山コースを通り先を急ぐことにした。
落ち葉を踏みながら、約40分で三滝上の分岐へ到着。氷室山方面への立派な案内板がある。
親切な案内板もこれが最後となる。
ここからは一段と道が険しくなるので要注意。
滑落注意の標識とトラロープの張られた道を注意しながら進む
と、まもなく熊鷹山への分岐となるが、直進して丸太橋のある三滝上流へと進む。
沢の本流を詰めると、その上が氷室山への尾根道となるはずである。
色とりどりのテープを目印に、なんども沢を横切り上流へと進む。
どちらが本流か、わからない支流が出てくるが右に進む。
2回目の支流と思う所で、右への道が見つからない。
やむなく左に進んだが、まもなく道がなくなってしまった。
ここからは尾根をめがけて登るしかない。
右の雑木林の急登は、見晴らしは良く,稜線も見えるので心配は無さそうだ。
木につかまり足場の悪い急な斜面をジグザグに登っていく。
途中で猪が4匹、人の気配を感じてか、慌てて目前の藪から走りだした。
三滝より1時間30分、やっとの思いで氷室山への尾根道に到着。
この辺まで来ると紅葉が始まっていた。
ところでここはどの辺なのか、地図と磁石で位置の確認をする。
自分としては氷室山の南東に延びる尾根に出たつもりでいたが、氷室山は北方向にある。
位置関係が反対である。不安だがとりあえず地図を頼りに歩く事にした。
すると、すぐ宝生山が現れ一安心。
どこで沢の支流をを間違えたのだろうか
宝生山よりかなり十二山よりの尾根に出てしまった様だ。
宝生山の脇道を抜けると、最初に思い込んでいた尾根との分岐となり、「道祖神」の石柱がある。
そこを左折すると、すぐ大きな広場があり氷室山神社に到着した。
ここには1対の石灯籠と石祠が祀ってある。学林口から3時間である。
ここで昼食タイムとする。まずはビール、山頂で飲むビールは格別である(毎回同じ事を言っているみたい)
信者の人が祭りの時に持ってきたのだろうか、いろんな物が置き去りになっている光景は見よいものではない。

お祭りも良いが、後片付けもお願いしたい。
空腹も満たし、小休止もしたので午後の部の移動開始とする。
来た道を戻り、宝生山へ。
山頂には三角点と宝生山のプレートがあるが、見晴らしは良くないので先を急ぐ。
この辺の尾根道からは、日光方面の展望が開けており、気分の良い尾根歩きができる。
今日は土曜日と言うのに、誰とも出会っていない。静かなノンビリとした山歩きだ。
氷室山から1時間で十二山分岐へ到着。右折をして根本山神社に寄って行くことにした。

途中、犬を連れた人に会い挨拶を交わす。今日始めての人との出会いだった。
十二山分岐より5分で根本山神社へ到着。
ここの広場には水場、斧等の奉納品が沢山並んでいて興味深く見てまわった。
説明板によると、この神社には昭和初期まで人が住んでいたそうである。
広場を一回りし、小休止後熊鷹山へと向かう。
十二山分岐まで戻り、平坦な尾根歩きが続く。
熊鷹山付近まで来ると、背丈が腰位まである熊笹の中の尾根道に変わる。
緩やかなアップダウンの気持ち良い尾根歩きである。
熊笹の中から子熊でも顔を出せば絵になるだろうなと、考えながら歩いていると人の話し声が聞こえてきた。
熊鷹山への最後の登りである。
頂上の櫓には2組の先客がいて、にぎやかに話をしていた。
挨拶を交わした後、一組のグループは三滝方面へ向かって出発した。
もう一組は小戸川から登ってきたそうで、しばし歓談した後見送る。
1人になり櫓の上で小休止。
今日は快晴の為、360度の大展望で関東一円の山が見渡せる。
紅葉にはまだ早い。11月始め頃が見頃になると思う。
休憩後、西沢へ下りる予定で出発。
地図と磁石を持ち、櫓の裏手から三滝方面へと向かう。
道標が無いので、テープの目印と地図を頼りに歩く
途中、西沢への尾根を見失わない様に、地図と磁石で位置確認を繰り返す。
大きな尾根の分岐に着き、目印が多くなってきた。
東に延びる尾根を見つけ752m地点を目指す。
ここからは、赤いペンキの目印が細かくあり、迷う事はない。
広く明るい雑木林の尾根を、赤いペンキに添って歩いて行くとやがて杉の植林へと変わる。

尾根が終わりになる頃、作業道が現れ山を巻く様に沢に向かって延びている。
沢にはわさび田があり、学林口も後わずかである。
熊鷹山から1時間30分で学林口に到着した。
このルートが出来た事により、学林口を基点にいろんなコースを組む事ができ、これからが楽しみです。
am8時30分にスタートしてpm3時到着、6時間30分(休憩含む)の行程だった。
久ぶりの長丁場で、これを書いている頃には多少筋肉痛も出てきました。